【基礎心理学】映画のエンドロールを見たあとに起こる不思議

こんにちは、Soja(@Soja_Dystopia)です。

自己紹介で「心理学勉強してます!」と公言した手前、心理学関係のことも書いていこうと思います。

といっても、難しい話ではなく、多くの人が日常生活の中で経験したことのある現象について解説していきたいと思います。

ところで皆さん、映画はエンドロールまで見ますか?

私は映画を観るのが好きで、映画館にも定期的に足を運んでいます。

物語が終わり、精神が高揚した状態でボーっとエンドロールを眺めるのが好きだったりします。エンドロールの後に映像が流れる作品もあり、時間に余裕があるときは必ず最後まで見るようにしています。

「変わった名前があるなあ」「ロケ地はあの国だったのか」など面白い発見もあります。

多くのエンドロールは下から上へ向かって文字が流れていきますよね。

エンドロールの一番最後、監督の名前が下から流れてきてスクリーンの真ん中で止まる作品もあります。また、制作会社のロゴが大きく映し出される作品も多いでしょう。

そのとき、私は不思議な現象に出会ったのです。

 止まっているはずの文字が動いている

上記の例でいえば、監督の名前あるいは制作会社のロゴは静止しているはずなのに下に向かって動いているように見える!

しかも一定速度で一定方向へ向かうのではなく、下へずれてはまたもとの位置に戻るということを繰り返したのです。

おかしな喩えですが、文字あるいは図像がけいれんしているかのようでした。

正体は錯覚の一種である「仮現運動」

「仮現運動(apparent movement)」というのは、“本当は動いていないものが動いているように見えること”をいいます。

この仮現運動にはいくつかの種類がありますが、動いているものを見続け後にみられるものは「運動残効(motion aftereffect)」と呼ばれています。また、「残像(afterimage)」という言葉も同じ意味で用いられます。

心理学用語集では以下のように説明されています。

一定方向に動く対象を凝視した後に静止した対象を見ると、静止対象が凝視対象と逆方向に動いているように知覚される現象

出典:福井博一(2014). 合格ナビ!臨床心理士を目指す人のための心理学用語集~指定大学院入試から資格試験まで~ 東京図書

ずばり今回のシチュエーションに当てはまりますね。

他に運動残効がみられる例として、滝の流れ、渦潮の回転、回転ずしのレーンの動き、あるいは自分がぐるぐる回った後などが考えられます。

まとめ

映画のエンドロールを見たあとに、とまっているはずの文字が動いて見える、ということについてお話しました。

その現象には「運動残効」という名前がついており、錯覚の一種であることを説明しました。

同じ方向に動くものをみつけた際にはよーく見つめてみてください。そのあとに止まっているものを見るとちょっと不思議な体験をすることができます。運動残効は簡単に確認することができるので、気になった方はぜひ自分の目で確かめてみてくださいね。

Tschüss!

Related Post

Sponsered Link

Sponsered Link

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です